形にはなっていないものを買う。それはひとつの時代ってことでしょう

2011.11.28

クーティーウィリアムズのアルバム。音は悪いし、なんてことのないレコード。七四年にスイングジャーナルの臨時増刊、幻の名盤読本、これも一万で売ってるけど、ここでバトーパウェルの処女録音だと紹介された。昔、千六百円で買いました。いまは二万の値が付いてますね。そういう世界です。昔は質草になってたみたいだけど、いまは、レコード盤自体には値打ちがない。もっとべつなファクターで値が出てる。金もそうだけど、レコードも相場で動いてる。まず、初版、オリジナルですね、なら値が落ちるってことはないでしょう。オリジナルかどうかを見るのは、まずレーベル。専門的にはいろいろあるけど、ブルーノートなんかも時代によって発売してる親会社が変わってる。だからレーベルの住所なんかも変わる。やっぱり時代を買うんでしょうね。一般的な再生装置では再発とそうそう変わらない。ジャケットも含めて、ひとつの時代を楽しむ。そういうものって、これからも増えていくんじゃないかな。これからいろいろ出てくるでしょうね。