開業医一〇〇人が一年間に医事紛争と関わる数は、日本では一・五人、アメリカでは一〇人です。このような訴訟社会は過剰診療を生むばかりではなく、後ろ向き医療の原因になります。後ろ向き医療とは、訴えられないための防衛医療で、肺炎が治っても念のためと抗生剤を続けたり、正常分娩が可能でも帝王切開にしたり、心臓の検査が必要なのに検査による事故を恐れ何もしなかったり、腎移植ができても血液透析のままにしたり、リハビリでの事故を恐れて寝たきりにさせたり、このような医療になれば医療の衰退になります。
[参考情報]
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http://e-search.recruit-dc.co.jp/search/regular_flag=1/dept=31/
関西/常勤|内科医師の転職・求人情報はリクルートドクターズキャリア【内科求人サーチ】
http://e-search.recruit-dc.co.jp/search/regular_flag=1/area=4
医療訴訟は患者にとっても医師にとっても不幸ですが、この訴訟社会への流れをどうするかの議論はまったくなされていません。訴訟社会は、天にツバするのと同様に、自分達にはね返ってくることなのです。さらに大きな問題があります。医師は診察記録をカルテに記載します。看護師も看護記録を書く義務があります。これまで医師が書くカルテの内容はメモ程度のものでしたが、最近ではこのカルテが非常に詳しく書かれるようになりました。このことは非常に喜ばしいことと一見考えられますが、ここに問題があります。