不動産競売に参加するためには、入札参加資格と同時に保証を提供しなければなりません。過去3年以内に入札に参加しながら、最終的に売却代金を納付しなった場合は、法人も一般の人も入札参加資格がありません。つまり、過去の競売で迷惑をかけていなければ誰でも参加できます。つぎに保証の提供ですが、最低売却金額の2割の金額を指定の口座に入金するか、銀行の支払い保証委託契約書を添付するかにより、保証の提供となります。この制度の目的は、いたずらで競売に参加する人間を排除するためのものと考えればいいでしょう。かりに、落札しながら、売却代金を納付しなければ、保証金は没収され、以後3年間入札に参加できなくなります。また、落札できたとしても、それだけでは、物件を入手できません。落札は、入手までの通過点にすぎません。物件の債務者が異議を唱えることができるのです。「たとえば、売却金額が不当に安すぎる」等です。ただ、これはまれなことですから無視してもいいでしょう。売却許可決定は1週間公告されますが、その問抗告がなければ、売却許可決定は確定します。ここでようやく、買受人としての地位が確定するのです。そうなれば、晴れて占有者と交渉する法的な権利が発生しますので、短期賃借人と賃貸契約の更新について打ち合わせるといいでしょう。私は、初心者が競売物件に参加する場合、まともな短期賃借人が住んでいるマンションが、最も適していると思います。リフォームの手間もいらず、競争相手は少ないのですから。
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